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平成二十一年六月二十九日提出質問第六一六号
殺人罪等に問われているフジモリ・元ペルー大統領に対する政府の保護に関する第三回質問主意書
提出者 鈴木宗男
殺人罪等に問われているフジモリ・元ペルー大統領に対する政府の保護に関する第三回質問主意書
日本国籍を有するアルベルト・フジモリ元ペルー大統領に対し、本年四月七日、ペルーの最高裁特別刑事法廷は、同国で一九九〇年代に起きた虐殺事件に関し、同氏が大統領として殺害を承認したのは明らかとして、禁固二十五年の実刑判決を言い渡した。右と「前回答弁書」(内閣衆質一七一第四八四号)を踏まえ、再度質問する。
二 これまでフジモリ氏からは、政府、特に外務省、在ペルー日本国大使館に対し、どの様な希望が寄せられているのか説明されたい。
三 「前々回答弁書」(内閣衆質一七一第三八〇号)で、「今後も、ペルー政府に対し、フジモリ氏が公正な待遇を受け、適正手続を経て司法判断を受けることが重要であるとの我が国の立場を説明することも含め、適切に対応していく考えである。」との答弁がなされていることを受け、前回質問主意書で、右の政府による説明に対し、ペルー政府はどの様な回答をしてきているのかと問うたところ、「前回答弁書」では「ペルー政府からは、フジモリ氏が公正な待遇を受けるよう配慮しており、また、裁判が適正手続を経て公正に行われるよう確保するとの回答が示されている。」との答弁がなされているが、フジモリ氏は現在、ペルーにおいて、公正な待遇を受けていると政府、特に外務省は認識しているか。
右質問する。