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平成二十一年十一月十七日提出質問第八三号
中部縦貫自動車道に関する質問主意書
提出者 山本 拓
中部縦貫自動車道に関する質問主意書
高速道路網の整備は、国土の均衡ある発展、物流や人的移動の効率化などに有益である。また、地方においては、救命救急や災害対策の面からも不可欠であり、とりわけ既定の計画により部分的に着工中や供用中の区間のある路線にあっては、早期の全線整備が求められるところである。
然るに、近年は、道路特定財源の一般財源化のほか関連諸税の見直し論などで、道路政策が不安定化し、予定路線の整備の見通しについて、国として適切な説明がなされていない。沿線自治体にとっては、地域の中長期的な政策を構想する上で高速道路整備の進捗状況が重要な意味を持つものであり、整備の見通しと考え方について、国は十分な説明をすべきである。
従って、具体例として、中部縦貫自動車道に関する次の事項について質問する。
福井県の勝山市志田・大野市中津川の区間(七・八キロメートル)は、現在事業中である。国土交通省は本年六月十日に同区間を平成二十四年度中に供用する方針を発表したところであるが、この方針に変わりはないか。
二 中部縦貫自動車道の今後の整備方針について
1 現在事業中である大野市下唯野・大野市貝皿の区間(十四キロメートル)は、何年程度で供用する見通しかを示されたい。
2 未事業化区間である大野市中津川・大野市下唯野の区間(五キロメートル)、および、大野市貝皿・大野市油坂峠の区間(十三キロメートル)については、何年程度で事業化し、供用を図る見通しかを示されたい。
3 中部縦貫自動車道の永平寺大野道路(福井市玄正島町・大野市中津川の区間二十六・四キロメートル)、および、大野油坂道路(大野市中津川・大野市油坂峠の区間三十二キロメートル)の全線の供用開始の目標年度を示されたい。
右質問する。