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平成二十二年二月二十五日提出
質問第一七五号

地球温暖化対策ならびに原子力政策に関する質問主意書

提出者  甘利 明




地球温暖化対策ならびに原子力政策に関する質問主意書


 現在、政府で検討されている「地球温暖化対策基本法案(仮称)」については、今後数年間の国民生活や経済などに多大な悪影響を及ぼしかねない内容がある。従って次の事項について質問する。

一 地球温暖化対策基本法案作成に向けた意見募集では中期目標となる九〇年比二五%削減への否定的な意見が九割近くあったと承知しているが、その点をどのように法案に反映するのか。また、国民負担はいくらになるのか。国民不在の議論にならずに、かつ、拙速な議論にならずに進める考えはあるのか。なぜ急いで今国会に提出するのか。
二 九〇年比二五%削減には前提条件が二つある。全ての法律について、前提条件付きの法案はこれまで存在していたか。また、前提条件が崩れたら、中期目標を修正するのか、止めるのか。地球温暖化対策基本法案には、前提条件が崩れた場合にどのように対処するのかという規定を設けるのか。
三 現在、米国が提示している目標(〇五年比一七%削減)は、九〇年比では何%削減となるか。この目標は意欲的な数値と言えるのか。また、中国が行動計画で示しているGDP比四〇〜四五%削減という目標値は、GDPが毎年一〇%で伸びると仮定すると二〇二〇年は何%の排出量の増減があるのか。この目標は意欲的な数値と言えるのか。
四 原子力発電ならびに原子燃料サイクルは地球温暖化対策やエネルギーセキュリティにとって重要な施策と考えるか。政府与党として、原子力への見解は如何に。現在検討されている地球温暖化対策基本法案に、原子力発電ならびに原子燃料サイクルを重要施策として位置付けるのか。

 右質問する。



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