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平成二十二年十月二十八日提出
質問第一〇〇号

円高によるりんご輸出対策に関する質問主意書

提出者  木村太郎




円高によるりんご輸出対策に関する質問主意書


 農林水産省の植物検疫統計によると、本年九月のりんご輸出量は二十三トンで、前年同月の五%水準にとどまっており、特に主力である輸出先の台湾においては、安価なチリ産が市場を占め、輸入の優先順位を高めている。また、中国向けは、大玉の青森県産「世界一」など生産の少ない品種に注文が偏っており、主力品種の輸出が危ぶまれている。
 本年は円高が急速に進み、輸出向けコストが上がったことなどが原因とされているが、農林水産物の輸出は、多様な意義をもたらすため、取引環境の整備など、輸出促進に官民一体となって取り組みを推進していかなければならないものと考える。
 従って、次の事項について質問する。

一 今回の円高直撃による国産りんごの輸出状況について、どのように捉えているのか、菅内閣の見解如何。
二 一に関連し、輸出向けコストや、取引環境の変化に対して、あらかじめ対策準備が必要であったと考えるが、菅内閣の見解如何。
三 台湾では、チリ産が、同じ品種でも日本産の三分の一以下という安値を武器に、市場を拡大しているという。他国との輸出競争について、どのように捉えているか、菅内閣の見解如何。
四 中国では、「世界一」などの生産が少ない品種に注文が集中している。我が国の生産現場の意見も十分配慮した上で、輸出先対策としての主力品種も含めた取引環境の整備が必要と考えるが、菅内閣の見解如何。
五 我が国の農林水産物・食品の輸出について、今後どのように取り組むのか、菅内閣の方針如何。

 右質問する。



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