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平成二十三年六月十日提出
質問第二三九号

GPS波浪計の活用に関する質問主意書

提出者  橘 慶一郎




GPS波浪計の活用に関する質問主意書


 GPS波浪計は、GPS衛星を用いて沖に浮かべたブイ(GPS波浪計)の上下変動を計測し、波浪や潮位をリアルタイムで観測する機器である。国土交通省港湾局で整備が進められており、平成二十年七月一日より気象庁において津波情報に活用しているところである。しかるに、本年三月十一日に発生した東日本大震災に伴う津波に際し、GPS波浪計が活用されたと聞いており、今後のさらなる活用を期待する立場から、以下五項目にわたり質問する。

一 GPS波浪計の整備状況を伺う。
二 東日本大震災に際し、GPS波浪計が気象庁の津波警報の引き上げに利用されたと聞いているが、その経緯について、伺う。
三 従前から沿岸に設置されている検潮所とGPS波浪計の果たす機能の違いについて伺う。
四 GPS波浪計は、富山湾における寄り回り波の予測にも役立つのではとも思うが、見解を伺う。
五 国土交通省港湾局におけるGPS波浪計の整備方針を伺う。

 右質問する。



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