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平成二十三年十月三十一日提出質問第二〇号
環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の場において政府が行おうとしている主張の内容等に関する質問主意書
提出者 浅野貴博
環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の場において政府が行おうとしている主張の内容等に関する質問主意書
昨年十月一日、当時の菅直人内閣総理大臣が第一七六回臨時国会での所信表明演説において、環太平洋経済連携協定(TPP)について言及し、以後、政府としてそれに関する交渉、そして将来的にはその枠組みへの参加を目指していると承知する。右を踏まえ、質問する。
二 現在TPP交渉に参加している九カ国の間では、物品アクセスや原産地規制、投資、政府調達等、二一の分野についてルール作りに向けた交渉が行われていると承知する。そもそも政府として、右のTPP交渉に参加した場合、どのような主張をし、TPPの枠組みにおいてどのようなルールをつくろうと考えているのか。詳細かつ明確に説明されたい。
三 二の主張のうち、政府が実現を目指す優先順位を明らかにされたい。
四 政府の中では、TPP交渉において二の主張が認められなければ交渉の場から離脱し、TPPの枠組みに参加しないという選択肢をとることも可能だとする意見があると承知するが、政府として、二の主張のうち、どれだけが実現できれば、TPPの枠組みに参加することは可能だと判断する考えでいるのか、その具体的な戦略を明らかにされたい。
右質問する。