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平成二十四年六月五日提出
質問第二七九号

円と人民元との銀行間で直接交換する取引に関する質問主意書

提出者  木村太郎




円と人民元との銀行間で直接交換する取引に関する質問主意書


 去る一日から、我が国の円と中国の人民元を銀行間で直接交換する取引が、東京外国為替市場で始まった。これまでドルを介して取引が行われていたのに比べ、為替手数料が削減され、日中間における貿易について、一層拡大されることが期待されている。
 従って、次の事項について質問する。

一 円と人民元を直接交換する取引が始まった意義を、国はどのように認識しているのか、野田内閣の見解如何。
二 今回、初値が一元=十二円三十三銭で、終値が一元=十二円三十二銭であったが、昨日までの取引状況の相場を、国はどのように認識しているのか、野田内閣の見解如何。
三 今回の直接交換を契機に更なる日中間の金融協力の強化に向け、今後国はどのように対応していくのか野田内閣の具体的な見解如何。
四 今回の直接交換を契機に、日中間における貿易振興のあるべき姿を、国はどのように考えているのか、野田内閣の見解如何。
五 今回の直接交換に鑑み、国内の大手銀行の中に人民元レートを公表する動きが出てきている。国として国内の大手銀行におけるサービス面について、どのようなことを期待しているのか、野田内閣の見解如何。

 右質問する。



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