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平成二十四年十一月十四日提出
質問第四八号

特命全権大使が内閣総理大臣の交代について苦言を呈した件に関する質問主意書

提出者  浅野貴博




特命全権大使が内閣総理大臣の交代について苦言を呈した件に関する質問主意書


 本年十一月九日付日本経済新聞夕刊は、「頻繁な首相交代に苦言」との見出しで、同月八日、藤崎一郎駐米日本国大使が記者会見で、「外交の基本はハイレベルでの信頼関係だ。一定の期間、相手がいて話ができることが大切であり、頻繁な首相や外相の交代は決して望ましいことではない」と苦言を呈した旨報じた記事(以下、「日経記事」とする。)を掲載している。右を踏まえ、以下質問する。

一 「日経記事」を外務省は承知し、その内容を把握しているか。
二 我が国は、安倍晋三総理から菅直人総理までの五名の総理がほぼ一年に一度の頻度で交代し、現在の野田佳彦総理に至っている。外務大臣に関しては、安倍内閣から現野田内閣まで八名に上り、三年前の政権交代からは、現在の玄葉光一郎外務大臣で実に四名を数える。藤崎大使は、「日経記事」に書かれているように、右の状況を「頻繁な首相や外相の交代」と指摘しているが、政府、外務省としても同様の認識を有しているか。
三 一般に、我が国の外交の最高責任者である内閣総理大臣並びに外務大臣が一年ほどで頻繁に交代することは、我が国の外交上、国益上、好ましいことと言えるか。政府、特に外務省の見解如何。
四 我が国の総理大臣、外務大臣が頻繁に代わることは好ましくないとしても、政府の一員として外国に赴任する特命全権大使が、総理大臣、外務大臣の任期の長短、交代の頻度について批判をし、苦言を呈することは、自身の職責、権限を越えた行為であると考えるが、政府、特に外務省の見解如何。

 右質問する。



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