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平成二十四年十一月十六日提出
質問第五二号

生命と財産を守る岩木川治水事業と津軽ダム早期完成に関する質問主意書

提出者  木村太郎




生命と財産を守る岩木川治水事業と津軽ダム早期完成に関する質問主意書


 私の地元青森県における岩木川は、県最大の河川であり、津軽地域の産業経済文化の発展に寄与してきた津軽の母なる川であるが、近年においても、度重なる台風、大雨、融雪などによる増水・氾濫により、家屋の浸水やりんご園の冠水被害が多発している状況にある。直近では本年七月十六日の大雨によりりんご園地の浸水被害が発生し、また、岩木川水系の平川市碇ヶ関では、八月、局地的に豪雨に見舞われ、昭和五十一年の統計開始以来、最大の時間雨量八十六ミリを記録し大きな打撃を受けている。
 しかし、昨年の大震災に加え、全国的に台風や大雨などの激甚な災害が頻発しているにも拘らず、治水・河川事業費は、縮減の傾向にあるが、国は昨今の災害状況を受け、河川流域に暮らす住民の生命と財産をより一層守る観点から、治水・河川事業関係の大幅な増額による予算確保を図り、安全で豊かな国土形成に努めることが重要と考える。
 従って、次の事項について質問する。

一 全国的に台風や大雨などの激甚な災害が頻発している昨今に照らし、堤防整備や環境改善及び保全、市町村へのハザードマップ作成支援、防災情報の共有、避難体制の構築など多岐にわたる事業の治水対策が必要と考えるが、今後どのように進めていくのか、野田内閣の具体的且つ詳細な見解如何。
二 一に関連し、岩木川水系河川整備計画に基づく河川の堤防やダムの整備は、全国的に台風や大雨などの激甚な災害が頻発している昨今において益々重要度を極めているが、特に、左岸鶴田地区の堤防整備について、平成二十五年度予算ではどのように反映していくのか、野田内閣の見解如何。
三 岩木川中流部において、流下能力の向上を図るための河道掘削を行い、高水敷における冠水頻度を低減させているが、特に大川地区について、平成二十五年度予算ではどのように反映していくのか、野田内閣の見解如何。
四 大規模地震に備えるための河川堤防などの耐震対策について、平成二十五年度予算ではどのように反映していくのか、野田内閣の見解如何。
五 一〜四に関連し、流域住民の生命と財産を守り、安全で豊かな国土基盤の形成を図るには、津軽ダムの早期完成は必須である。またこれに伴う本体建設工事や付替県道の建設促進は全国的に台風や大雨などの激甚な災害が頻発している現状に鑑み、防災上急務であるが、津軽ダム建設事業について、平成二十五年度予算ではどのように反映していくのか、野田内閣の見解如何。

 右質問する。



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