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平成二十七年二月五日提出質問第三四号
内閣総理大臣談話に関する質問主意書
提出者 井坂信彦
内閣総理大臣談話に関する質問主意書
本年は戦後七十年を迎え、安倍内閣として夏に向けて戦後七十年の総理談話が発表されることに関し報道がなされている。安倍総理は、村山談話、戦後六十年の小泉純一郎首相の談話を全体として受け継いでいく
ことを表明しているが、過去の総理談話はそもそも政府をどのように拘束するのか、村山談話や小泉純一郎首相の戦後六十年の小泉純一郎談話だけでなく、例えば、二〇一〇年八月十日に発表された菅直人首相による日韓併合百年に関する菅直人総理大臣談話は、安倍総理は受け継いでいくのかに関し、次の事項について質問する。
@ 首相官邸の歴代内閣のページを見ると、「内閣総理大臣談話」がいくつか出てくるが、「内閣総理大臣談話」は、その後の政府を拘束するものなのか。また継承する必要があるものなのか。
A 内閣総理大臣談話は、閣議決定されたものとされないものがあるのか。
二 菅直人総理の平成二十二年八月十日発表の「日韓併合百年内閣総理大臣談話」について
安倍総理のホームページ(http://www.s-abe.or.jp/topics/mailmagazine/1835)を拝見すると、「菅民主党内閣の暴走!日韓併合百年総理談話」と題した文章の中で、「今日、与党内の議論抜きに日韓併合百年についての総理談話が閣議決定されましたが、愚かで間抜けな人物が総理になってしまったと改めて思わざるをえません」との記述がある。
菅直人総理の「日韓併合百年内閣総理大臣談話」の内容は、キーワードとして「植民地支配」、「歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち」、「痛切な反省」、「心からのお詫び」など村山談話や小泉首相の談話と共通する文章となっている。安倍総理は、この菅直人総理の「日韓併合百年内閣総理大臣談話」を受け継いでいくか。
右質問する。