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平成二十七年五月二十八日提出
質問第二四六号

自衛隊員の自殺、殉職等に関する質問主意書

提出者  阿部知子




自衛隊員の自殺、殉職等に関する質問主意書


 安全保障関連法案の審議が衆議院で始まり、「自衛隊のリスク」にも注目が集まっている。私は今回の安全保障法制整備が成った場合にリスクが高まると考えるものであるが、自衛官の人権が守られているかを含め、現在の法制下での事実を的確に把握することが議論の前提である。
 よって、以下質問する。

一 平成十五年度から平成二十六年度の各年度における自衛隊員の自殺者数について、以下の分類により示した上で、政府として自衛隊の任務及び訓練等の特性と自殺との因果関係等自衛隊員の自殺を巡る状況について如何なる分析をし、評価をしているか答えられたい。
 @陸上自衛官、海上自衛官、航空自衛官及び事務官等の別
 A年齢階層の別
 B階級の別
 C自殺原因の別かつ陸上自衛官、海上自衛官、航空自衛官及び事務官等の別
二 一の自衛隊員の自殺者のうち、公務災害に認定された隊員の数を陸上自衛官、海上自衛官、航空自衛官及び事務官等の別で示した上で、自殺者に係る公務災害の認定状況について如何なる見解を有しているか答えられたい。
三 平成十五年度から平成二十六年度の各年度における自衛官の自殺率を陸上自衛官、海上自衛官及び航空自衛官並びに自衛官全体につき示し、かつ同一年度における一般職国家公務員及び日本国内の成人の自殺率を示した上で、自殺率の差異に対する政府の見解を明らかにされたい。
四 旧テロ対策特措法、イラク人道復興支援特措法及び補給支援特措法に基づき派遣された自衛隊員の人数を派遣根拠法別、部隊別に示した上で、在職中に自殺した者の数を以下の分類により示し、政府としてこれらの派遣と自殺との因果関係について如何なる評価をしているか答えられたい。
 @派遣根拠法の別かつ部隊の別
 A自殺原因の別かつ部隊の別
五 四の自衛隊員の自殺者のうち、公務災害に認定された隊員の数を部隊別に示した上で、公務災害の認定状況について如何なる見解を有しているか答えられたい。
六 平成二十七年三月末現在の自衛隊員の殉職者数の累計について部隊・内局等の別で示した上で、殉職の原因別の人数を明らかにし、自衛隊の任務及び訓練等の特性と殉職との関係について如何なる評価をしているか答えられたい。なお、殉職の原因については、できるだけ細分化して示し、かつ具体的事例等の説明を付されたい。
七 安倍晋三総理大臣は本年五月十四日の記者会見において、「自衛隊発足以来、今までにも千八百名の自衛隊員の方々が様々な任務等で殉職されておられます」等自衛隊のリスクについて述べているが、六で示された殉職者の状況について如何なる分析を行った上で発言をしたのか明らかにされたい。また、「危険な任務」や「厳しい訓練」など自衛隊固有の特性の理由により殉職された隊員はどの程度いると評価しているのか示されたい。

 右質問する。



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