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平成二十七年七月十日提出質問第三二一号
ホルムズ海峡を迂回するパイプラインに関する質問主意書
提出者 初鹿明博
ホルムズ海峡を迂回するパイプラインに関する質問主意書
ホルムズ海峡での機雷掃海が議論になっていますが、現在、ホルムズ海峡を迂回して原油を出荷できるように陸上パイプラインが複数敷設されています。
例えば、アラブ首長国連邦(以下、UAE)のアブダビ南方のハブシャン油田からインド洋側のフジャイラ港まで敷設されたパイプラインは、UAEの原油生産量の四割に相当する日量百五十万バレル程度の輸送能力があると言われています。
また、サウジアラビアが東岸から紅海のヤンブーまで敷設しているパイプラインは、日量四百八十万バレル輸送できると言われています。
上記以外にもオマーンやイエメンからはホルムズ海峡を通さずに原油を輸入できることを考えると、機雷が敷設されるなどでホルムズ海峡をタンカーが航行出来ない事態が生じても、我が国が中東から相当量の原油を確保することは可能だと考えます。
以上を踏まえて、以下質問します。
二 その量はホルムズ海峡を通過する原油量に比してどの位の割合になるのか。
三 そこから我が国が原油を確保することは出来るのか。
四 その原油量は現在ホルムズ海峡を通過して我が国が確保している原油量に比してどの位になるのか。
右質問する。