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平成二十八年五月三十日提出質問第三一四号
世論と安倍総理の発言とのかい離に関する質問主意書
提出者 長妻 昭
世論と安倍総理の発言とのかい離に関する質問主意書
「格差は拡大しているのか」。
平成二十八年一月十三日の衆議院予算委員会で私が安倍総理に尋ねると「基本的に横ばい」との答弁が返ってきた。
しかし、報道機関の世論調査では格差が広がっているか、との趣旨の質問に概ね七割の国民が広がっていると回答している。
この総理の答弁と国民の実感とのかい離の理由についてどう考えるか、お示し願いたい。
景気回復を実感しているか、といった趣旨の報道機関の質問には概ね八割の国民が実感していないと回答している。しかし、安倍総理はアベノミクスによる景気回復が順調に進んでいることを強調している。
この総理の認識と国民の実感とのかい離の理由についてどう考えるのか、お示し願いたい。
間違った現状認識の下で政策を進めると間違いがどんどん大きくなり後戻りできない地点まで進んでしまう、ということがある。
国民の実感との違いがあるとすれば、その原因を冷静に分析する必要があると考えるが、いかがか。内閣の見解を問う。
右質問する。