質問本文情報
平成二十九年二月十三日提出質問第六八号
公文書であるPKO活動の日々報告の管理状況に関する質問主意書
提出者 逢坂誠二
公文書であるPKO活動の日々報告の管理状況に関する質問主意書
防衛省は二〇一七年二月七日、二〇一六年十二月時点でフリージャーナリストからの情報公開請求に対して「破棄した」として不開示としていた陸上自衛隊の南スーダン派遣施設隊が現地情勢を記録した日々報告(以下、「当該日報」と言う。)、現地からの報告を受けた陸上自衛隊の中央即応集団が作成する「モーニングレポート」を公表した。
これらの文書の取り扱いについて疑義があるので、以下質問する。
二 当該日報の原本は、どのような条件が具備されたら廃棄という実際の行為を行うのか。具体的に示されたい。
三 当該日報の原本は、作成から廃棄まではどのような場所でどのような状態で保管、管理されていたのか。具体的に示されたい。
四 当該日報の原本を作成者以外の防衛省の者が利活用する際は、どのような手続きによって、どのような状態で利活用できるのか。具体的に示されたい。
五 当該日報の原本の削除は、具体的に誰がどのような手続きを経て、どのような手法によって行ったのか。具体的に示されたい。
六 当該日報の複製に関し、防衛省全体に及ぶ統一的な管理ルールは存在していたのか。見解を示されたい。
七 六において、統一的な管理ルールがない場合、原本を削除しても、当該日報が複製という形で防衛省内に存置されることになるが、政府に以前からその認識があったのか。見解を示されたい。
八 当該日報は、南スーダンでの自衛隊の活動や現地情勢を知る上で、極めて重要な公文書と考えられ、保存年限は一年未満ではなく、最大限長期間保存すべき歴史的な公文書と思われる。後世の研究者が一次資料として活用できるものである。当該文書に関して、保存年限をさらに長期にする予定はないのか。政府の見解を示されたい。
右質問する。