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平成三十年五月二十五日提出
質問第三一九号

麻生財務大臣の政治責任に言及した公明党幹部の発言に関する質問主意書

提出者  逢坂誠二




麻生財務大臣の政治責任に言及した公明党幹部の発言に関する質問主意書


 平成三十年五月二十四日、公明党の北側一雄中央幹事会長は記者会見で、財務省が森友学園との交渉記録を廃棄していたことについて、「とんでもない話であり、許されてはならないことだ」と発言した。麻生太郎財務大臣の政治責任について問われ、「調査がそれなりになされたところで、当然、そうした問題は出てくるだろう」と指摘した(「北側発言」という。)。
 公明党は与党を構成しており、その幹部の公開の場での発言を政府は重く受け止めなければならない。
 北側発言についての安倍総理の受け止めを確認したいので、以下質問する。

一 財務省が森友学園との交渉記録を廃棄していたことは「とんでもない話であり、許されてはならないことだ」との北側発言について、安倍総理はどのように受け止めるのか。安倍総理も「とんでもない話であり、許されてはならないことだ」との認識を共有するのか。安倍総理の見解如何。
二 「調査がそれなりになされたところで、当然、そうした問題は出てくるだろう」との北側発言について、安倍総理はどのように受け止めるのか。安倍総理の見解如何。
三 与党である公明党幹部からも麻生大臣の政治責任を問う発言がなされたことで、安倍総理はその事実を真摯に受け止めるべきではないか。安倍総理の見解如何。
四 安倍総理は、北側発言で「とんでもない話であり、許されてはならないことだ」と示されているものの、麻生大臣の政治責任については、必ずしも「当然、そうした問題は出てくる」ことはなく、麻生大臣に引き続き財務大臣の職責を果たしてもらいたいと考えているのか。安倍総理の見解如何。
五 財務省が森友学園との交渉記録を廃棄していたことに関する調査は遅々として進んでいるとは思えない。そのため「調査がそれなりになされ」るのを待つのではなく、即刻、麻生大臣を解任し、新しい財務大臣のもとで調査を進めるべきと考える。安倍総理の見解如何。

 右質問する。



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