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令和元年五月七日提出質問第一五八号
北朝鮮の東京オリンピック・パラリンピック競技大会参加に関する質問主意書
提出者 松原 仁
北朝鮮の東京オリンピック・パラリンピック競技大会参加に関する質問主意書
北朝鮮の金正恩委員長は令和二年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会への北朝鮮選手団の参加を表明した。本職は国会議員としてまた拉致問題担当大臣として北朝鮮による拉致問題に長年取り組んできたが、もしも大会開催時までに全拉致被害者の帰国が実現していなければ、事実上の体制宣伝要員である北朝鮮選手団が参加することを断じて容認できない。大会は拉致問題を糊塗する政治宣伝の場になってはならない。国民の多くも同じ気持ちである。
また元国家公安委員会委員長として、北朝鮮政府が我が国の領域内で不法な警察権を行使することにつながる監視役の入国を容認できない。
平成二十四年に開催されたロンドンオリンピック・パラリンピック競技大会に際して、英国政府は、アサド政権やシリア政府軍との関係を理由にシリアオリンピック委員会委員長のモワファク・ジョウマー将軍の入国を許可しなかった。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会に際して政府は、日本人拉致をはじめとする人道犯罪に責任がある北朝鮮政府または朝鮮労働党との関係を理由に、北朝鮮競技関係者の入国を拒否することはあるか。
右質問する。