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令和元年十月十一日提出
質問第二八号

萩生田文部科学大臣の英語民間試験の導入について「初年度は精度向上期間」と発言したことに関する質問主意書

提出者  初鹿明博




萩生田文部科学大臣の英語民間試験の導入について「初年度は精度向上期間」と発言したことに関する質問主意書


 萩生田文部科学大臣は十月一日の閣議後の記者会見で、二〇二〇年度からの大学入学共通テストへの英語民間試験の導入に関連して「初年度は精度向上期間」だと発言しました。
 「精度」の言葉の意味を辞書で調べたところ、三省堂の大辞林第三版では「正確さの程度。精密さ。特に、測定・測量などにおける方法や計器の精密さ・正確さの程度。普通、測定される量の大きさに対する誤差の比で表す。」とあり、小学館のデジタル大辞泉では「測定する際や、また、器械などの正確さ・精密さの度合い。また、仕事などの正確さの度合い。」とあります。
 この辞書の通りに「精度」の意味を捉えると初年度は正確さの程度が低い状態で向上させていく期間であるということになります。
 この発言について、以下質問します。

一 精度向上期間であるということは、初年度は精度を向上しなければならない段階、つまり、精度が低い段階で新たな制度をスタートさせるということになります。本来なら精度を向上させる必要が無い程度まで整えた上で、新たな制度を始めるべきだと考えますが、向上させなければならない段階にもかかわらず制度導入を急ぐ合理的な理由をご説明願います。
二 また、精度が低い段階で新たな制度を導入するべきではないと考えますが、政府の見解を伺います。
三 不十分な状態で新たな制度をスタートさせてしまうと初年度に受験する受験生は多大な不利益を被ることになりますが、その認識は政府にはないのでしょうか。
四 英語民間試験の導入は精度が極まるまで凍結すべきだと考えますが、政府の見解を伺います。

 右質問する。

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