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令和二年四月三日提出
質問第一五九号

新型コロナウイルス感染拡大時に大規模災害が発生した際の避難所の在り方に関する質問主意書

提出者  初鹿明博




新型コロナウイルス感染拡大時に大規模災害が発生した際の避難所の在り方に関する質問主意書


 政府は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために『換気の悪い密閉空間』『多くの人が密集』『近距離での密接した会話』の三つの密がより濃厚な形で重なる場所を避けることを求めています。
 また、四月一日の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の提言では、感染拡大警戒地域においては、オーバーシュート(爆発的患者急増)を生じさせないよう最大限取り組んでいく観点から、「三つの条件が同時に重なる場」を避けるための取組(行動変容)を、より強く徹底していただく必要があるとして、具体的な取組例として、「地域レベルであっても、十名以上が集まる集会・イベントへの参加を避けること、家族以外の多人数での会食などは行わないこと」を示しています。
 東京は、四月二日の感染者数が九十七名と三桁に近づきオーバーシュート直前で感染拡大警戒地域になっていると考えられます。
 一方で、東京都を始めとして首都圏はいつ大地震が発生してもおかしくないと言われていますし、昨年の豪雨災害のように避難勧告等を出さなくてはならない大規模な災害が起こる可能性もあります。
 このような大規模な災害が発生し、住民が避難所への避難が必要になった場合、避難所で三つの密を避けることが可能なのか疑問があります。
 新型コロナウイルスの感染が終息しない時に大規模な災害が発生した場合、現在指定している避難所に避難することは感染拡大を助長してしまうことになるのではないでしょうか。
 以下、政府の所見を伺います。

一 現在、避難所として指定している学校の体育館などで三つの密とならないように避難生活を送ることが出来るのでしょうか。収容人数が足りるのか否かも含めて、政府の認識を伺います。
二 これまでの災害発生時の避難所の状況が国民に印象づいていることを考えると三つの密を避けたいと考え、避難勧告等が出たとしても避難所に行くことを躊躇った結果、逃げ遅れてしまう国民が出かねないと危惧しますが、国民に対してどのように説明をしていくのか、所見を伺います。

 右質問する。

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