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令和二年五月二十二日提出
質問第二〇五号

新型コロナウイルスの検査体制等に関する質問主意書

提出者  早稲田夕季




新型コロナウイルスの検査体制等に関する質問主意書


一 五月十三日に新型コロナ抗原検査キットが薬事承認されたが、現在までのこの抗原検査キットの出荷数として、政府の承知しているところを明らかにされたい。
二 安倍総理は「週当たり二十万件抗原検査ができるようにする、五月中には四十万件に」と発言しているが、現時点で、どこでどのくらいの抗原検査が実施されているのか。週二十万件というのは、具体的にどこでどのようなしくみで実施するのか。政府の承知しているところを明らかにされたい。
三 PCR検査の数があいかわらず少ない中、帰国者・接触者外来や医師会などの運営によるPCR検査センターだけでは、せっかく三十分で検査できる抗原検査が多数できるようになるとは考えられない。医療機関や県が抗原検査キットを購入するのではなく、国が抗原検査キットを買い上げて、プッシュ型で病院や開業医、介護施設などに積極的に広く配布し、多くの場所で抗原検査が受けられるようにすべきではないか。
四 どのくらいの人が過去にかかっているかを調べる抗体検査を、疫学調査を目的に東京、大阪、宮城で一万人規模で六月から開始するとのことであるが、一万人という対象規模は、他国の事例と比較して、集団免疫の獲得状態を把握するに十分な数との認識か。米国ニューヨーク市では、希望する市民に対して十四万件の抗体検査を無料で行うとのことだが、対象を順次拡大するべきではないか。
五 抗原検査と抗体検査をすみやかに、広く実施することによって、市中感染者数と免疫獲得者数を見える化し、集団免疫の獲得状態を把握することをもって、社会経済活動の再開の指標とするべきと考えるが、政府の見解を明らかにされたい。
六 新型コロナウイルス感染症で重症化しやすい方として、厚生労働省は「発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合、高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方」と例示を行っているが、既往症それぞれにつき、これまで実際にどの程度の割合で重症化しているか、また重症化なり死亡したケースのうち、どの既往症の症例がどのくらいの割合あるのかについて、国民にわかりやすく公表し、情報を見える化するべきではないか。

 右質問する。

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