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令和三年十二月十六日提出質問第二五号
新しい資本主義とデジタル政策に関する質問主意書
提出者 落合貴之
新しい資本主義とデジタル政策に関する質問主意書
岸田総理は、令和三年十二月六日に行われた所信表明演説において、「新型コロナによる危機を乗り越えた先に私が目指すのは、「新しい資本主義」の実現です。」として、新しい資本主義の実現を岸田政権としての政策の中心軸に据えていることを改めて明言したところである。その新しい資本主義の下での成長の項目の一つとして「デジタル田園都市国家構想」を挙げている。
そこで、以下質問する。
一 新しい資本主義の下、「デジタル田園都市国家構想」によりどのように我が国経済は成長するのか、教示されたい。
二 「デジタル田園都市国家構想」はなぜ「国家構想」なのか、教示されたい。
三 「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けた構想の具体化を図ること等を目的として設置されたデジタル田園都市国家実現会議の構成員として、竹中平蔵慶應義塾大学名誉教授及び野田由美子ヴェオリア・ジャパン株式会社代表取締役会長が含まれているが、どのような基準及び理由で選定されたのか、また同会議において両氏にそれぞれ期待する役割、知見は何か、教示されたい。
四 「デジタル田園都市国家構想」に関し、同所信表明演説において岸田総理は「デジタル臨時行政調査会で、デジタル社会変革の青写真を描きます。まず、関係省庁が順守すべきデジタル原則を決めます。その枠組みの下で、来春には、規制や制度、行政の横断的な見直しを一気に進めるプランを取りまとめます。」としているが、このうち「規制や制度、行政の横断的な見直し」とは、規制の緩和、制度の廃止、行政組織の改廃等を意味するのか、教示されたい。
右質問する。