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令和四年十二月六日提出
質問第五四号

北九州市における洋上風力発電産業の総合拠点化に関する質問主意書

提出者  城井 崇




北九州市における洋上風力発電産業の総合拠点化に関する質問主意書


 北九州市における洋上風力発電産業の総合拠点化に関して、以下質問する。

一 北九州市における洋上風力発電産業の総合拠点化の実現に向けて、西日本地域において十分な規模の洋上風力市場が継続的に創出されるよう、長崎県五島市沖に続き、長崎県西海市江島沖、福岡県響灘沖及び佐賀県唐津市沖をはじめとする西日本区域における、早期かつ切れ目のない促進区域の指定のため、政府において必要な措置を講ずるべきと考える。政府の認識を明らかにされたい。
二 北九州市は、陸上風車の部品供給の実績と技術を有する地元企業とともに洋上風力のサプライチェーン構築と参入を目指し、欧州の風車メーカーへの官民連携によるセールス活動を実施しており、政府が創設した「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助事業」への採択により複数の地元企業が風車メーカーと交渉が行われている。しかし、我が国の洋上風力市場への風車や部材の投入時期が補助期間よりも遅れてしまう事例が生じている。そこで「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助事業」が風車メーカー及びサプライヤーのニーズに合わせて実施されるよう、補助期間の延長など柔軟な運用をするため、政府において必要な措置を講ずるべきと考える。政府の認識を明らかにされたい。
三 基地港湾及び作業船基地の整備については、発電事業者の洋上ウインドファーム建設に欠かせない施設であることから、引き続き、事業計画に合わせた整備予算を確保する必要がある。また、風力関連企業の進出、更なる風車の大型化及び洋上ウインドファームの大規模化に対応するための基地港湾に隣接する岸壁の機能強化や、浮体式の導入進展に対応する新たな基地港湾の指定など、北九州市の総合拠点の機能拡充に資する支援を行う必要がある。政府において必要な措置を講ずるべきと考えるが、政府の認識を明らかにされたい。
四 環境保全とスピード感を両立した洋上風力発電の導入を図るため、政府が主導し自治体が協力する日本版セントラル方式を確立する必要がある。政府において必要な措置を講ずるべきと考えるが、政府の認識を明らかにされたい。
五 九州中国間の送電網強化に係る財政的支援など、事業の推進を支援するため、政府において必要な措置を講ずるべきと考える。政府の認識を明らかにされたい。
六 風力発電の産業化を推進するため、人材育成プログラムの開発や地域を横断したオンライン修学環境の整備など複数の地域が連携した取組みを支援するよう、政府において必要な措置を講ずるべきと考える。政府の認識を明らかにされたい。
七 脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化等を通じて温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルポートの形成を図り、我が国全体の脱炭素社会の実現に貢献することが必要であることから、北九州市におけるカーボンニュートラルポート形成計画実現に向けた取組みの実施を支援するよう、政府において必要な措置を講ずるべきと考える。政府の認識を明らかにされたい。

 右質問する。

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