質問本文情報
令和六年六月三日提出質問第一一二号
大阪万博の海外パビリオンの進捗状況と前売り券の販売に関する質問主意書
提出者 櫻井 周
大阪万博の海外パビリオンの進捗状況と前売り券の販売に関する質問主意書
大阪万博の前売り券は二〇二三年十一月に販売を開始した。この時点では「万博の華」ともいわれる独創的なデザインのタイプAでのパビリオン出展は六十カ国であった。二〇二四年二月に日本国際博覧会協会の副会長でもある吉村洋文大阪府知事は、パビリオン建設について「開幕に支障が出るような遅れにはならない」と発言した。しかし、本年五月時点で建設事業者が決定したのは四十カ国に満たない。タイプAでの参加を予定しながら、二〇二四年五月時点で撤退を決めたのは三カ国になる。
開幕まで十カ月の現時点でパビリオンを建設する事業者が決定していなければ、開催にはパビリオンの完成は間に合わないと考えられるところ、以下、質問する。
一 二〇二五年四月の開幕までに完成する海外パビリオンは何カ国になると見通しているか、政府として承知しているところを明らかにされたい。
二 「万博の華」ともいわれる海外パビリオンの参加国が六十カ国から大幅に減少した場合には、販売時点で謳っていたサービス内容が提供されないこととなるが、販売した前売り券は、いわゆる不当表示防止法上の不当表示にあたりうるか。
右質問する。