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令和六年六月十二日提出質問第一四五号
放課後児童クラブの位置付け及びさらなる環境整備・処遇改善に関する質問主意書
提出者 酒井なつみ
放課後児童クラブの位置付け及びさらなる環境整備・処遇改善に関する質問主意書
放課後児童クラブについては、受け皿の整備だけでなく、質の向上及び職員の労働環境改善による、職員・保護者・子どもが安心して過ごせる環境整備が必要だと考える。また、開所時間について、放課後児童クラブは、学校の授業のある平日は一日につき三時間以上、授業の休業日は一日につき八時間以上を原則とするよう定められている(基準第十八条及び運営指針第四章三)が、保護者がフルタイムで勤務する場合の通勤時間が考慮されておらず、認可保育所の保育標準時間と比較して預かり時間が短く、子育てと仕事の両立支援に対するニーズは増大している。また、処遇改善のための予算措置はなされているものの、不十分であると考え、以下質問する。
一 放課後児童支援員の社会的地位向上を図り、また、児童福祉法第七条に学童保育施設を明記することにより、保育所等と同等の制度を創設するべきではないかと考えるが、見解を示されたい。
二 開所時間(原則)について学校の授業のある日は一日につき五時間以上、休業日は一日につき十一時間以上と政府が定めることに関して、見解を答えられたい。
三 必要な人員確保等を行い安定的に運営できるよう、運営費の補助単価を大幅に引き上げ、国の補助率を上げるべきと考えるが、見解を示されたい。
四 放課後児童支援員等の処遇の改善策について、さらなる拡充が必要と考えるが、見解を示されたい。
右質問する。