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令和六年六月十四日提出質問第一六〇号
大阪万博の海外パビリオン「タイプA」の建設の進捗に関する質問主意書
提出者 櫻井 周
大阪万博の海外パビリオン「タイプA」の建設の進捗に関する質問主意書
日本国際博覧会協会は、パビリオンの外観の完成について当初二〇二四年七月としていたが建築の遅れから二〇二四年十月中旬に後ろ倒しとした。そして、二〇二五年一月には内装を完成させることを目標としているものと承知している。
参加国が自前で建設する海外パビリオン「タイプA」は、資材価格高騰や人手不足などで、希望する国が当初の六十カ国から現時点で既に五十三カ国に減少した。このうち、パビリオンの建設工事が始まっているのが三十一カ国、パビリオンの建設の請負事業者が決定しているものの未着工なのが八カ国、パビリオンの建設の請負事業者が未決定なのが十四カ国である。以上を踏まえて、以下、質問する。
一 来年四月の開幕まで十カ月足らずとなった現時点で建築の請負事業者が未決定であれば、開幕までの完成は困難と考えられるが、政府の見解は如何に。
二 万博の華ともいわれる海外パビリオン「タイプA」の一部が未完成となった場合には、開催期間の序盤の入場者数が減少する可能性があると考えるが、政府の見解は如何に。
三 大阪万博の入場者数が目標の二千八百二十万人を大幅に下回った場合には、運営費について大幅の赤字が発生すると考えられるが、政府の見解は如何に。
四 海外パビリオン「タイプA」の一部が未完成となった場合には、開幕日から二〇二五年四月二十六日まで一回入場可能な開幕券については払い戻しに応じるのか。
右質問する。