答弁本文情報
令和六年六月二十五日受領答弁第一六〇号
内閣衆質二一三第一六〇号
令和六年六月二十五日
内閣総理大臣 岸田文雄
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員櫻井周君提出大阪万博の海外パビリオン「タイプA」の建設の進捗に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員櫻井周君提出大阪万博の海外パビリオン「タイプA」の建設の進捗に関する質問に対する答弁書
一について
お尋ねについては、先の答弁書(令和六年六月十四日内閣衆質二一三第一一二号。以下「前回答弁書」という。)一についてで述べたとおりである。
二について
令和七年に開催される国際博覧会(以下「博覧会」という。)に関し、御指摘の「海外パビリオン「タイプA」」の整備等の進捗状況を踏まえた当該整備等についての政府の考え方は、前回答弁書一についてで述べたとおりであるが、令和六年六月十九日時点では、御指摘の「海外パビリオン」の出展を予定する国が建物、内外装及び展示の整備等をするタイプAについては、三十二箇国が当該整備等を開始しており、また、御指摘の「海外パビリオン」の出展を予定する国が内外装及び展示の整備等をするタイプB並びに展示の整備等をするタイプCについては、百七箇国が出展を予定し、これらの整備等に先立って、公益社団法人二〇二五年日本国際博覧会協会(以下「博覧会協会」という。)が建物の整備等を開始しているものと承知している。その上で、例えば、御指摘の「海外パビリオン」の出展を行う国が、そのタイプにかかわらず、独自の展示や博覧会の会場内におけるイベントを通じて特色ある出展を行う予定であり、また、御指摘の「海外パビリオン」に関係するもの以外にも、博覧会の開催の直後から様々なイベントが予定されているため、御指摘のように「開催期間の序盤の入場者数が減少する」とは必ずしも考えていない。
三について
博覧会の運営については、博覧会協会において収支の均衡を保ちつつ行われるものと承知しており、御指摘のような場合においても、博覧会協会が適切に対応するものと承知している。
なお、経済産業省としては、御指摘のように「赤字が発生する」ことがないよう、博覧会協会を適切に監督してまいりたい。
四について
御指摘の「海外パビリオン「タイプA」」の整備等の進捗状況を踏まえた当該整備等についての政府の考え方は、前回答弁書一についてで述べたとおりであるが、いずれにせよ、お尋ねの「払い戻し」については、博覧会協会として、博覧会協会が制定する「二〇二五年日本国際博覧会チケット購入・使用規約」に基づき、原則、これを行わないものと承知している。