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令和六年十月四日提出
質問第三八号

FMS調達の急増と未納入・未精算問題の現状等に関する質問主意書

提出者  原口一博




FMS調達の急増と未納入・未精算問題の現状等に関する質問主意書


 FMSによる装備品等の取得に係る経費は、第二次安倍政権時には最大でも令和元年度予算の七千十三億円であったが、岸田内閣発足後の令和五年度予算では一兆四千七百六十八億円にまで達している。
 これを踏まえ、次のとおり質問する。

一 第二次安倍内閣から岸田前内閣までのFMSによる装備品等の取得に係る経費の推移を示した上で、岸田前政権下でFMS調達が急増した理由について政府の見解を伺いたい。また、石破新内閣としても、FMSによる装備品等の取得を積極的に続けていく方針か伺いたい。
二 FMS調達をめぐっては、未納入・未精算の問題が繰り返し指摘されており、政府は、その改善のために様々な取組を行っていると説明している。過去十年間のFMS調達の未納入・未精算の件数及び金額の推移を示した上で、実際にそれらの改善策が功を奏してきているのか、政府の見解を伺いたい。
三 FMS調達の未納入・未精算が改善していないとすれば、そのような状態が長期間にわたって続いている原因は何であると考えるか、政府の見解を伺いたい。
四 政府がFMS調達で取得したグローバルホークは旧型のブロック三〇であり、FMS調達で取得予定のトマホークの一部も旧型のブロックWであるとされる。この点に関し、米国から型落ちの兵器を言い値で押し付けられているといった趣旨の批判も見受けられるが、政府の見解を伺いたい。
五 ウクライナやイスラエルに対する近年の膨大な軍事支援の結果、米軍の兵器の備蓄は減少しているといわれており、これを補うために令和六年七月には航空自衛隊が保有するペトリオット・ミサイルの一部を米国に売却する契約まで締結されている。こうした状況を踏まえると、FMS調達における米国からの納入の遅延や納入される装備品等のグレードダウンも懸念されるが、政府の認識を伺いたい。

 右質問する。

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