質問本文情報
令和六年十月四日提出質問第四一号
佐賀空港への陸上自衛隊オスプレイの配備に関する質問主意書
提出者 原口一博
佐賀空港への陸上自衛隊オスプレイの配備に関する質問主意書
平成二十五年十二月に策定された中期防衛力整備計画(平成二十六年度〜平成三十年度)において、政府は陸上自衛隊のオスプレイの導入を決定し、十七機のオスプレイを佐賀空港に配備することとした。現在、佐賀駐屯地開設へ向けた施設整備が進められている。
これを踏まえ、次のとおり質問する。
一 報道等ではドローンを始めとする新技術の台頭が指摘されており、オスプレイによって対抗できるのかという懸念がある。こうした軍事科学技術の発展を踏まえた、オスプレイ導入の防衛戦略上の合理性について、政府の見解を伺いたい。
二 佐賀駐屯地の整備に要する費用の総額及び当初の二十年間で見込まれる同駐屯地の維持管理費の総額を示されたい。
三 佐賀駐屯地開設へ向けた施設整備の過程で造成工事に使用されている石灰が有明海へ流出した場合、ノリの養殖業などへの悪影響が強く懸念される。その点について政府は事前に調査を行ったのか、また、石灰の流出や漁業者への被害は現時点で確認されているか伺いたい。
四 令和四年十一月十六日付の佐賀新聞によれば、令和三年十月二十三日に岸田総理(当時)が、武雄市内で佐賀県有明海漁業協同組合の会長と秘密裏に会談したことが報じられている。これが事実であれば、その目的を示すとともに、会談の際に何かしらの金品の授受が行われたのかどうか明らかにされたい。
右質問する。