衆議院

メインへスキップ



質問本文情報

経過へ | 質問本文(PDF)へ
令和六年十月四日提出
質問第四二号

屋久島沖で発生した米空軍のオスプレイの墜落事故に関する質問主意書

提出者  原口一博




屋久島沖で発生した米空軍のオスプレイの墜落事故に関する質問主意書


 令和五年十一月二十九日に屋久島沖で発生した米空軍所属のオスプレイの墜落事故の調査報告書が、令和六年八月二日に米空軍事故調査委員会から公表された。
 同報告書は、墜落事故の原因として、左側のプロップローター・ギアボックス(以下、PRGBという。)の破損による機体の不具合と、警告灯が表示されたにもかかわらず適切な対応をとらなかった操縦者の不十分なリスク管理を指摘している。しかし、木原防衛大臣(当時)は令和六年八月二日の記者会見において、PRGBの破損の原因であるハイスピード・ピニオンギアの破断について、二次的な損傷により初期破損の痕跡が不明瞭になったことから、正確な根本的原因は特定できていないことを明らかにした。
 これを踏まえ、次のとおり質問する。

一 米空軍事故調査委員会による調査を経ても墜落事故の根本的原因は依然として不明のままであるが、木原防衛大臣は、前述の記者会見で「原因に対応した安全対策の措置を講じることによって、安全に運用を行うことが可能」と述べている。「根本的原因」が特定できていない中で、「原因に対応した安全対策の措置」を講じることは困難だと思われるが、政府の見解を伺いたい。
二 オスプレイの安全性をめぐっては米議会でも懸念の声が上がり、調査が行われており、複数の有力議員が令和六年七月に、墜落事故の原因が解決されるまでオスプレイの飛行を停止するよう求める書簡をオースティン国防長官に送ったことも報じられている。こうした米議会の動きについて、政府はどのように認識しているか伺いたい。また、米議会においても墜落事故の調査が行われている中で、政府が安全性に問題ないと断言する根拠を示されたい。
 
 右質問する。

経過へ | 質問本文(PDF)へ
衆議院
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1
電話(代表)03-3581-5111
案内図

Copyright © Shugiin All Rights Reserved.