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令和六年十二月四日提出
質問第四二号

日本を守り、国民を守るための治安維持に係る政府の対応に関する質問主意書

提出者  福田 玄




日本を守り、国民を守るための治安維持に係る政府の対応に関する質問主意書


 石破総理は、総理就任以来再三にわたり、「日本を守り、国民を守る」といった趣旨の発言をされているところであるが、日本の治安は悪化の一途を歩んでいる。とくにSNSを使った闇バイト問題は、国民が普通に生活する権利を著しく侵害しており、相次ぐ一軒家を狙った強盗事件をみるにつけ、石破総理の主張される「国民を守る」の真意をはかりかねるところである。確かに緊張している国際関係を鑑みるに、防衛省・自衛隊及び外務省による国防施策の重要性及び外交政策の充実が高まっているのは理解するところであるが、「日本を守り、国民を守る」というのは、何も国防問題だけをさすわけではない。まずは足もとの国内の治安維持が達成されずして、国防の議論などできようはずもない。賢明なる石破総理にあっては腹案がおありだとは信じるところであるが、国防の議論に先んじて、まずは治安維持のために何ができるのか真剣に議論するべきと考え、治安維持にかかる具体的な施策について以下質問する。

一 石破総理は、令和六年十一月二十九日の第二百十六回国会・衆議院本会議における所信表明演説において、「悪質な事件の主体となっている、いわゆる匿名・流動型犯罪グループの検挙を徹底するための取組を一層推進してまいります。」と述べられておられますが、具体的にどのようにして検挙をするのか判然としない。また、未来を担う若者が安易にこうした犯罪に手を染めるのを防ぐための施策として、学校での啓発活動を挙げているがそれだけでは不十分であると考える。
 1 刑法を改正し、こうした犯罪に手を染めることについて厳罰をもって対処するために刑法等関連法令の整備・改正なども視野に迅速に対応するべきではないかと考えるが政府の見解を明らかにされたい。
 2 併せて、生活苦が犯罪に走らせているという指摘もあると聞く。なかには、税負担及び社会保険料負担などを犯罪に手を染めた理由として挙げる者もあったと聞くところである。となれば、まずは国民の懐を一刻も早く温められる政策を打つべきであると考えるが、石破総理の腹案はあるのか明らかにされたい。
二 犯罪グループの検挙に向けて、政府は予算確保や人員確保など具体的な支援策を準備できているのか明らかにされたい。
 
 右質問する。

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