答弁本文情報
令和六年十二月十三日受領答弁第四二号
内閣衆質二一六第四二号
令和六年十二月十三日
内閣総理大臣 石破 茂
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員福田玄君提出日本を守り、国民を守るための治安維持に係る政府の対応に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員福田玄君提出日本を守り、国民を守るための治安維持に係る政府の対応に関する質問に対する答弁書
一の1について
御指摘の「こうした犯罪に手を染めること」の具体的に意味するところが明らかではないため、お尋ねについてお答えすることは困難であるが、いずれにせよ、刑事の実体法及び手続法の在り方については、犯罪情勢等を踏まえ、不断の検討を行っているものである。
一の2について
お尋ねの「国民の懐を一刻も早く温められる政策」の意味するところが必ずしも明らかではないが、物価高対策については、令和六年十一月二十九日の所信表明演説において、石破内閣総理大臣が「国民の皆様の暮らしが豊かになったと感じていただくためには、現在や将来の賃金・所得が増えていくことが必要です。(中略)賃金上昇が物価上昇を安定的に上回る経済の実現までの間、賃上げの恩恵を受けにくい方々への支援が必要です。低所得者世帯の方々に対し給付金の支援を行います。地域の実情に応じて、エネルギーや食料品価格の高騰に苦しむ方々への支援、価格転嫁が困難な中小企業への支援、学校給食費への支援のほか、新たに、厳冬期の灯油支援も行えるようにします。家庭の電力使用量の大きい一月から三月の冬季の電気・ガス代を支援します。」と述べているとおりである。
二について
お尋ねについては、例えば、令和六年十一月二十二日に閣議決定された「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」において、「いわゆる「闇バイト」による強盗・詐欺への対策を強化する。(中略)犯罪者グループの取締りに必要な体制の確保や装備資機材の高度化を進める」こととし、令和六年度補正予算案において、犯罪組織の実態解明や取締り強化のための装備資機材の高度化を進めること等に必要な経費を計上しているところである。引き続き、犯罪の実行者の募集に起因する強盗等への対策に万全を期してまいりたい。