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令和七年五月七日提出
質問第一七三号

戦没者等の遺族に対する特別弔慰金等に関する再質問主意書

提出者  上村英明




戦没者等の遺族に対する特別弔慰金等に関する再質問主意書


 先に提出した質問主意書に対する答弁書(内閣衆質二一七第七八号)に対し、以下改めて質問する。

一 戦没者について
 1 戦争で亡くなられた民間人や子どもも「戦没者」ではないのか。
 2 空襲の犠牲となった多数の民間人、国策で行われた満蒙開拓のために満州に渡り、ソ連軍や中国人や朝鮮人らに襲われたり、食糧難による栄養失調や疫病によって命を落とした方々、南洋諸島で米軍の艦砲射撃や戦闘に巻き込まれたり、崖から身を投げて自ら命を絶った民間人は「戦没者」ではないのか。
 3 こうした方々は、自ら勝手に動いて命を落としたもので、国に責任はないと考えているのか。政府の見解を示されたい。
二 戦没者に対する特別給付金および特別弔慰金等について
 1 これまで支給されてきた戦没者の妻に対する特別給付金の総額と受給者の総数をそれぞれ可能な限り明らかにされたい。
 2 これまで支給されてきた戦傷病者等の妻に対する特別給付金の総額と受給者の総数をそれぞれ可能な限り明らかにされたい。
 3 これまで支給されてきた戦没者の父親等に対する特別弔慰金の総額と受給者の総数をそれぞれ可能な限り明らかにされたい。
 4 これまで支給されてきた元軍人・軍属の戦没者の遺族年金の総額と受給者の総数をそれぞれ可能な限り明らかにされたい。
 5 これまで支給されてきた元軍人・軍属に対する恩給(旧軍人恩給)の総額と受給者の総数をそれぞれ可能な限り明らかにされたい。
 6 前記1から5以外に、戦没者の遺族等に国庫から支払われてきた給付金等の種類と総額および受給者の数をそれぞれ可能な限り明らかにされたい。
 7 前記6の支払いを含めて、戦後元軍人・軍属およびそれらの遺族に支給されてきた給付金等の金額は総計でいくらになるのか、明らかにされたい。
 8 元軍人・軍属および遺族に対するこれらの措置を国としていつまで継続して行うつもりか、明らかにされたい。
 9 これらの各措置を終了するとすれば、どのような要素を考慮して判断することになるのか、明らかにされたい。
三 民間人の戦争犠牲者に対する補償等について
 空襲被害者や学童疎開者を含め、民間人の戦争犠牲者に対して戦後国はほとんど補償や援護を行ってきていないことに対して、多くの批判を耳にする。いわゆる原爆被爆者援護法に基づく事業以外は、民間人の戦争犠牲者に対して補償や援護を行わない理由は何か、明らかにされたい。

 右質問する。

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