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令和七年六月十七日提出
質問第三一二号

東京外かく環状道路の費用便益比に関する質問主意書

提出者  吉田はるみ




東京外かく環状道路の費用便益比に関する質問主意書


 公共事業、特に道路建設などを開始する際には、事業がもたらす便益の総額を費用の総額で割った値である費用便益比(B/C)が一を上回ることが望ましい。もし、一を下回る場合には、インフラ整備に要するコストがそれによって得られる便益以上となるので、当該事業の意義が問われることになると考える。
 また、計画段階ではB/Cが一を上回っていた場合でも、工事開始後の諸事情から、コストが大幅に膨らみ、B/Cが一を下回ることは十分に生じ得ると考える。
 東京外かく環状道路(大泉ジャンクションから東名ジャンクション間)は、シールドマシンによる掘削の影響で二〇二〇年十月に発生した東京都調布市での陥没事故などのため、事業は大幅に遅れ、また予期しない工事が発生している。そのため、以下のとおり質問する。

一 二〇二〇年七月、国土交通省関東地方整備局が公表したB/Cは、施工計画の見直しなどによる事業費の増加などにより、一・〇一まで低下したが、その後、同年十月に前述の陥没事故も起きている。これらを踏まえた最新のB/Cの数値はいくらか可能な限り示された上で、その算出はいつなされたか。
二 B/Cが一を下回っても工事を進めることはあるのか。また、その決定権者は誰か。政府の把握するところを示されたい。
三 B/Cが一を下回っても工事を進める合理的な理由はあるのか、政府の見解を示されたい。

 右質問する。

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