質問本文情報
令和七年六月十七日提出質問第三四六号
税収の上振れに関する質問主意書
提出者 櫻井 周
税収の上振れに関する質問主意書
二〇二三年度の税収は七十二兆七百六十一億円であり、当初の税収見込みよりも約二兆五千億円の増加となった。この「税収の上振れ」の傾向は四年連続となっている。そこで以下のとおり質問する。
一 歴代内閣総理大臣、財務大臣はじめ政府関係者がこれまで発言しているところの「税収の上振れ」の定義は何か、またどのように算出するのか、政府の見解を明らかにされたい。
二 二〇二〇年度から二〇二三年度までの四年間の税収の上振れの要因は何か、政府の把握しているところを明らかにされたい。
三 二〇二四年度の税収はどれほど上振れすると想定されるのか、政府の把握しているところを明らかにされたい。
四 税収の見積りは予算編成や国債発行計画など予算編成に大きく影響するものであるから厳格になされるべきであると考えるところ、四年連続で税収が上振れたことの責任を政府としてどのように考えるか。
五 いわゆる防衛財源確保法により決算剰余金は防衛費に繰り入れられているが、防衛財源を確保するために税収を過少に見積もっているのではないかとの見解もあるが、政府の見解はどのようなものか。
右質問する。