質問本文情報
令和七年十一月十二日提出質問第六七号
身近な地域で子どもを産める環境を守るための分娩施設維持策に関する質問主意書
提出者 長友よしひろ
身近な地域で子どもを産める環境を守るための分娩施設維持策に関する質問主意書
全国各地で分娩施設の廃止や産科医療体制の縮小が続き、妊婦やその家族が安全・安心に出産できる環境が地域によって大きく制約されている。
これにより、妊婦が長距離を移動しなければ出産できない、あるいは出産そのものが困難となる地域が増えており、身近な地域で子どもを産むことが難しい状況が現実として生じている。
一方で、少子化の進行や医師不足に伴い、産科医療機関の経営は厳しく、施設維持のハードルが高いことも事実である。
こうした状況を踏まえ、以下質問する。
一 分娩施設の廃止・休止が増加している地域や都道府県ごとの最新状況、廃止に至った理由や背景を政府としてどのように把握しているか、それぞれ示されたい。
二 分娩施設減少により妊婦が移動を余儀なくされる事例や、緊急時の医療提供体制への影響を政府はどのように評価しているか、それぞれ示されたい。
三 地域の産科医療機関が経営難に直面している現状を踏まえ、地方の分娩施設維持や医療人材確保のための具体的支援策(財政支援、医師・助産師確保策、地域医療連携など)の現状と課題について、それぞれ見解を示されたい。
四 「身近な地域で子どもを産むことが困難な地域」が増加している現状を踏まえ、少子化対策や地域子育て支援と連携した総合的な施策をどのように講じる予定か、それぞれ示されたい。
五 今後、妊婦やその家族が全国どの地域においても安全・安心に出産できる環境を確保するための具体的な方針や計画について、それぞれ示されたい。
右質問する。

