質問本文情報
令和七年十一月二十六日提出質問第九〇号
医療DXと医療情報連携の全国標準化に関する質問主意書
提出者 長友よしひろ
医療DXと医療情報連携の全国標準化に関する質問主意書
政府は、医療DXの柱として電子カルテ情報の標準化や全国医療情報プラットフォームの整備、保健・医療情報の活用促進を進めている。本来、これらの取組は全国で共通して機能し、どこに住んでも同じように医療情報が活用できる体制を目指すものである。
しかし現状では、地域ごとに独自に構築されてきた医療情報連携の仕組みが多数存在し、構築経緯や仕様、運営体制が地域によって大きく異なるため、全国の整合性や相互運用性が十分に確保されていない。
医療DXを実効あるものとするためには、国・自治体・医療機関の役割分担を明確にするとともに、患者が自身の医療情報にアクセスし活用できる環境を整えることが不可欠である。
こうした状況を踏まえ、以下質問する。
一 地域における医療情報連携の現状と全国的整合性について
1 政府は全国の地域における医療情報連携の仕組みについて、圏域、運営主体、参加医療機関数、共有されている医療情報の範囲、利用状況等を体系的に把握しているか。把握している場合、その概要を示されたい。
2 地域ごとに構築経緯や仕様、運用体制が異なる現状を踏まえ、国として全国的な医療情報連携に係る共通仕様又は最低要件を定め、相互運用性を確保する方針があるか。
二 電子カルテ情報の標準化及び全国医療情報プラットフォームとの整合性について
1 電子カルテ情報の標準化の進捗状況と、電子カルテ情報の標準化と地域における既存の医療情報連携基盤との整合性をどのように確保するのか、政府のロードマップを示されたい。
2 全国医療情報プラットフォームと地域の医療情報連携の仕組みとの関係整理、接続方針、将来的な統合又は役割分担について、政府の基本的考え方をそれぞれ示されたい。
三 国、自治体、医療機関の役割分担の明確化について
1 医療DX推進における国、自治体、医療機関の役割分担について、政府としてどのように定義しているか、それぞれ示されたい。
2 自治体間、医療機関間における医療DX推進の格差を是正するため、政府として新たな支援策を講じる考えがあるか。
四 患者自身の医療情報アクセスの環境整備について
1 患者が自身の診療情報・検査結果・処方情報等を一元的に閲覧・管理できる保健・医療情報の標準仕様及び全国展開時期をそれぞれ示されたい。
2 地域の医療情報連携の仕組みと全国医療情報プラットフォームとの関係において、患者の医療情報アクセス権をどのように制度設計へ反映するのか示されたい。
右質問する。

