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答弁本文情報

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平成二十年十一月十八日受領
答弁第二二〇号

  内閣衆質一七〇第二二〇号
  平成二十年十一月十八日
内閣総理大臣 麻生太郎

       衆議院議長 河野洋平 殿

衆議院議員岩國哲人君提出社会保障国民会議による将来の医療・介護費用のシミュレーションに関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員岩國哲人君提出社会保障国民会議による将来の医療・介護費用のシミュレーションに関する質問に対する答弁書



一について

 御指摘の社会保障国民会議におけるシミュレーション(以下「シミュレーション」という。)においては、厚生労働省の「平成十七年患者調査」及び「介護給付費実態調査(平成十九年十月)」等に基づく疾病・要介護状態の発生状況を基礎とし、国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口(平成十八年十二月推計)」を活用して、将来の医療・介護サービスの需要について推計を行っているところである。なお、シミュレーションに用いた計算式等については、首相官邸のホームページにおいて公表している。

二について

 シミュレーションのうち、医療・介護サービスの提供体制について選択と集中等による改革を図ることを想定した「改革シナリオ」においては、医療・介護の分野における予防に関する取組が医療・介護サービスの需要に対して及ぼす影響を考慮している。

三について

 シミュレーションにおいては、居住する地域のいかんにかかわらず、できるだけ住み慣れた地域において生活を継続することを可能とするために必要な医療・介護サービスを提供することを前提とした上で、各種改革を行った場合に必要となるサービス量について推計を行っている。

四について

 シミュレーションにおいては、医療・介護サービスの提供体制について、病院、診療所の別ではなく、病床の機能に着目して前提を設定しており、有床診療所の病床は一般病床等に含めて推計を行っている。
 また、シミュレーションにおいては、診療所の主治医機能の強化を前提として推計を行っているが、これは、社会保障国民会議第二分科会の中間とりまとめにおいて、地域における医療・介護・福祉の一体的提供の実現のためには、診療所の在宅支援機能の強化などを進めることが必要であるとされたことを踏まえたものである。



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