答弁本文情報
平成二十年十二月二十四日受領答弁第三四一号
内閣衆質一七〇第三四一号
平成二十年十二月二十四日
内閣総理大臣 麻生太郎
衆議院議長 河野洋平 殿
衆議院議員鈴木宗男君提出過去最多を記録した通り魔殺人事件並びに高齢者による刑事犯罪の発生原因に係る政府の認識等に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員鈴木宗男君提出過去最多を記録した通り魔殺人事件並びに高齢者による刑事犯罪の発生原因に係る政府の認識等に関する質問に対する答弁書
一及び三から五までについて
最近のいわゆる通り魔殺人事件の増加の背景については、現時点において個々の事件の原因・動機等が十分に明らかとなっていないこともあり、一概にお答えすることは困難である。政府としては、今後、無差別殺傷事件の社会的背景等に関する調査研究を実施するとともに、繁華街における警察官による街頭活動の強化等に努めてまいりたいと考えている。
また、最近の高齢者(六十五歳以上の者をいう。以下同じ。)による刑法犯の増加の背景については、その一つとして高齢者の人口の増加があるものと考えられるが、御指摘の高齢者福祉に関する政策等との関係については、個々の高齢者が置かれている社会的状況等が様々であるため、一概にお答えすることは困難である。政府としては、今後、各種ボランティア活動への参加の促進を始め高齢者に関する施策を推進してまいりたいと考えている。
お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、厚生労働省としては、将来を担う若年者が安定した職業に就くことができるよう、ハローワークにおけるきめ細かな職業相談・紹介、就職後の職場定着指導等の施策を推進してまいりたいと考えている。