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答弁本文情報

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平成二十一年四月二十八日受領
答弁第三二六号

  内閣衆質一七一第三二六号
  平成二十一年四月二十八日
内閣総理大臣 麻生太郎

       衆議院議長 河野洋平 殿

衆議院議員鈴木宗男君提出政府代表が政府見解と異なる北方領土問題の解決方法について言及したとする新聞報道に対する政府の対応等に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員鈴木宗男君提出政府代表が政府見解と異なる北方領土問題の解決方法について言及したとする新聞報道に対する政府の対応等に関する質問に対する答弁書



一及び二について

 外務省として、御指摘の事実を知ったのは平成二十一年四月十七日であり、その後、谷内正太郎政府代表から、御指摘のインタビューが行われたのは同月九日であったとの説明を受けている。

三から十までについて

 御指摘の局長からの照会に対し、谷内正太郎政府代表からは、御指摘のインタビューにおいて、我が国とロシア連邦がアジア太平洋地域において戦略的利益を見いだす中で、北方領土問題を解決すべきであるとの趣旨を述べるとともに、北方領土の面積に関する事実関係についての質問には答えたが、御指摘の記事において引用されているような「個人的には三・五島返還でもいいのではないかと考えている。」といった発言は行っていない旨の説明があった。当該照会の結果については、直ちに中曽根弘文外務大臣に対して報告された。
 また、同月二十日、中曽根弘文外務大臣から谷内正太郎政府代表に事実関係を確認したところ、同政府代表から、御指摘の記事において引用されているような「個人的には三・五島返還でもいいのではないかと考えている。」といった発言は行っていないが、全体の発言の流れの中で誤解を与え得る発言があったかもしれず、結果として関係者に誤解を与えてしまったことは遺憾である旨の説明があり、これを受け、中曽根弘文外務大臣から谷内正太郎政府代表に対し、厳重に注意した。
 さらに、外務省から毎日新聞社に対し、谷内正太郎政府代表の発言に関する同政府代表の説明振りとともに、北方領土問題に関する政府の立場を伝えている。
 政府として、かかる対応は適切であったと考えている。



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