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答弁本文情報

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平成二十三年五月十七日受領
答弁第一六六号

  内閣衆質一七七第一六六号
  平成二十三年五月十七日
内閣総理大臣 菅 直人

       衆議院議長 横路孝弘 殿

衆議院議員浅野貴博君提出フランスのドービルで開催されるG8サミットでの菅直人内閣総理大臣のスピーチに関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員浅野貴博君提出フランスのドービルで開催されるG8サミットでの菅直人内閣総理大臣のスピーチに関する質問に対する答弁書



一について

 平成二十三年三月三十一日に行われた日仏首脳会談の際に、サルコジ大統領から、原子力エネルギーの安全性を高めるため、同年五月二十六日及び二十七日にフランスのドーヴィルで開催予定の主要国首脳会議(以下「G8サミット」という。)において、冒頭、菅内閣総理大臣から、発言を得たい旨の発言があり、菅内閣総理大臣から、東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故(以下「本件原発事故」という。)の教訓を検証し、国際社会と共有することは我が国の責務である旨応じたところである。

二、三及び五について

 政府としては、G8サミットにおいて、本件原発事故を含む東日本大震災に対する世界各国からの支援に謝意を表明するとともに、このような事故が起きないようにするための我が国の貢献の在り方について説明することが重要であると考えている。具体的には、まず、国際社会に対し、本件原発事故の事実関係を説明し、出来る限りの情報を伝えた上で、原子力の安全性の向上を図っていくとともに再生可能エネルギーを重視していくとの姿勢を打ち出したいと考えており、所要の準備を進めているところである。

四について

 本件原発事故の発生以来、政府としては、事態の収束のため、国内外のあらゆる知見、技術等得られる全ての力を結集し、一日も早い安定化に向けて努力してきたところである。加えて、平成二十三年四月十七日に東京電力株式会社から示された「福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋」が着実かつ極力前倒しされて実施されるようにするため、定期的に同社の作業の進捗状況の確認を行うとともに、必要な安全性の確認を行っていく所存である。
 また、政府としては、国際社会に対し最大限の透明性をもって迅速かつ正確な情報提供を行うことが重要であると認識しており、近隣諸国への連絡については改善すべき点があったと考えていることから、特に意を用いることとしたところである。今後とも、近隣諸国に対する丁寧な説明及び国際社会に対するできる限りの情報提供に一層努めていく所存である。



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