答弁本文情報
平成二十四年五月十一日受領答弁第二〇九号
内閣衆質一八〇第二〇九号
平成二十四年五月十一日
衆議院議長 横路孝弘 殿
衆議院議員河野太郎君提出関西電力管内の電力需給に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員河野太郎君提出関西電力管内の電力需給に関する質問に対する答弁書
一及び二について
関西電力株式会社(以下「関西電力」という。)からの報告によれば、平成二十四年四月二十三日時点で、関西電力が運用する全ての揚水発電に係る上部ダムが満水になった場合に得られる一日の発電量は、約三千五百万キロワットアワーであり、この発電量を得るための水のくみ上げに必要な電力量は、約五千万キロワットアワーである。
お尋ねの「夜間に揚水に回せる電力量」及び揚水発電による電力供給量、ピーク時間帯を考慮した時間別料金メニュー等によるピーク時間帯の需要抑制に係る効果並びに買取価格引上げによる自家発電購入の増分に係る見通しについては、現在、今夏の電力需給の見通しについて、エネルギー・環境会議及び電力需給に関する検討会合の下に開催している需給検証委員会において第三者の立場から客観的に検証することにより透明性及び信頼性を高めつつ、精査を行っているところであり、できる限り早く、電力需給対策とともに取りまとめることとしており、お答えすることは困難である。
また、お尋ねの「時間別に使用電力を検針できるメーター」が何を指すのか必ずしも明らかではないが、関西電力によれば、平成二十四年三月末時点で、使用電力量を三十分ごとに計量する機能を有する電力量計の設置個数は、電力小売自由化部門については、全電力量計の個数約十二万個のうち約十万個、電力小売自由化部門以外については、全電力量計の個数約千二百七十七万個のうち約百二十四万個であるとのことであり、当該電力量計が設置されている需要家への年間販売電力量については、集計に時間がかかるためお答えすることが困難であるとのことである。