答弁本文情報
平成二十七年二月二十七日受領答弁第八三号
内閣衆質一八九第八三号
平成二十七年二月二十七日
内閣総理大臣 安倍晋三
衆議院議長 町村信孝 殿
衆議院議員中根康浩君提出「重要なベースロード電源」に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員中根康浩君提出「重要なベースロード電源」に関する質問に対する答弁書
一から三までについて
「エネルギー基本計画」(平成二十六年四月十一日閣議決定)においては、発電(運転)コストが、低廉で、安定的に発電することができ、昼夜を問わず継続的に稼働できる電源を「ベースロード電源」と位置付けている。その上で、例えば御指摘の原子力について、「燃料投入量に対するエネルギー出力が圧倒的に大きく、数年にわたって国内保有燃料だけで生産が維持できる低炭素の準国産エネルギー源として、優れた安定供給性と効率性を有しており、運転コストが低廉で変動も少なく、運転時には温室効果ガスの排出もないことから、安全性の確保を大前提に、エネルギー需給構造の安定性に寄与する重要なベースロード電源である。」としているが、単に「重要なベースロード電源」との記載はなされていない。
また、同計画における「ベースロード電源」は、電源の特性に着目した表現であることから、依存度とは関係がない。
いずれにせよ、電力供給においては、安定供給、低コスト、環境適合等をバランスよく実現できる供給構造を実現すべく、各エネルギー源の電源としての特性を踏まえて活用することが重要であると考えている。