答弁本文情報
平成二十七年六月十二日受領答弁第二五四号
内閣衆質一八九第二五四号
平成二十七年六月十二日
内閣総理大臣 安倍晋三
衆議院議長 大島理森 殿
衆議院議員鈴木貴子君提出オスプレイの安全性に関する再質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員鈴木貴子君提出オスプレイの安全性に関する再質問に対する答弁書
一について
お尋ねの答弁書は、防衛省防衛政策局において起案し、同省においてしかるべく決裁を経た上で、内閣として決定したものである。
平成二十七年五月十七日(現地時間)に米国ハワイ州で発生した垂直離着陸機MV二二オスプレイ(以下「MV二二」という。)の着陸失敗に関し、米国政府とのやり取りを行っているところであるが、現段階において、具体的原因等についての確定的な情報は得られていない。米国政府からは、現在、当該着陸失敗の調査を行っているところであるが、MV二二の設計に根本的な欠陥があると疑う理由はなく、また、これまでに、MV二二の運用を、一般に停止させるべき理由は発見されていないとの説明を受けている。
また、政府としては、平成二十四年四月にモロッコで発生したMV二二の事故及び同年六月に米国フロリダ州で発生した垂直離着陸機CV二二オスプレイの事故の各調査結果の分析評価や同年九月十九日の「日本国における新たな航空機(MV−22)に関する日米合同委員会合意」等を総合的に勘案し、我が国におけるMV二二の運用について、その安全性を確認している。
御指摘の発言に関する報道は承知しているが、個別の報道の内容に関し、政府としてコメントすることは差し控えたい。