答弁本文情報
平成二十八年六月七日受領答弁第三一五号
内閣衆質一九〇第三一五号
平成二十八年六月七日
内閣総理大臣 安倍晋三
衆議院議長 大島理森 殿
衆議院議員長妻昭君提出伊勢志摩サミットでの安倍総理大臣の「リーマン・ショック級」発言に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員長妻昭君提出伊勢志摩サミットでの安倍総理大臣の「リーマン・ショック級」発言に関する質問に対する答弁書
安倍内閣総理大臣は、平成二十八年五月に行われた伊勢志摩サミット(以下「サミット」という。)及びサミットの議長として行った記者会見において、御指摘の「世界経済はリーマン・ショック前に似ている」との発言は行っていない。
御指摘の資料について、政府部内の検討過程における詳細についてお答えすることは、今後の事務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれ等があることから、差し控えたい。
お尋ねの「安倍総理の世界経済がリーマン・ショック直前のような危機にあるという認識」が具体的に何を指すのか必ずしも明らかではないが、安倍内閣総理大臣が、平成二十八年六月一日に行われた第百九十回通常国会閉会に当たっての記者会見で述べたとおり、現時点でリーマンショック級の事態は発生していないと認識している。なお、サミットにおいて、参加した首脳間で世界経済のリスクについての認識を共有し、G7伊勢志摩首脳宣言において、新たな危機に陥ることを回避するため、適時に全ての政策対応を行うことにより、現在の経済状況に対応するための努力を強化することについて一致したところである。