答弁本文情報
平成二十八年十二月二十日受領答弁第二一一号
内閣衆質一九二第二一一号
平成二十八年十二月二十日
衆議院議長 大島理森 殿
衆議院議員逢坂誠二君提出安倍総理の真珠湾訪問を発表した会見内容に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員逢坂誠二君提出安倍総理の真珠湾訪問を発表した会見内容に関する質問に対する答弁書
一について
お尋ねの「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない」については、例えば、平成二十七年五月十四日の記者会見において、安倍内閣総理大臣は、「もう二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。この不戦の誓いを将来にわたって守り続けていく。そして、国民の命と平和な暮らしを守り抜く」と述べている。
お尋ねの「この時期に「日米の和解」を強調する」の意味するところが必ずしも明らかではないが、お尋ねの「日米の和解」については、例えば、平成二十七年四月二十九日(現地時間)に行われた米国連邦議会上下両院合同会議における演説において、安倍内閣総理大臣は、「熾烈に戦い合った敵」であった日米両国は、「心の紐帯が結ぶ友」となったと述べている。
お尋ねの「世界の様々な課題」については、例えば、二及び三についてで述べた米国連邦議会上下両院合同会議における演説において、安倍内閣総理大臣は、テロリズム、感染症、自然災害及び気候変動を挙げている。
御指摘の「日米安全保障条約に基づく自衛隊の活動範囲を「世界の中」に拡大する意向」の意味するところが必ずしも明らかではないが、お尋ねの「希望の同盟」については、二及び三についてで述べた米国連邦議会上下両院合同会議における演説において、安倍内閣総理大臣は、「私たちの同盟を、「希望の同盟」と呼びましょう。アメリカと日本、力を合わせ、世界をもっとはるかに良い場所にしていこうではありませんか」等と述べている。
お尋ねの「外交上のバランスから、安倍総理は中国政府の示唆するように南京に慰霊のために訪問することも検討すべき」の意味するところが必ずしも明らかでなく、お尋ねにお答えすることは困難であるが、内閣総理大臣の外国訪問に係る訪問先等については、一般に、様々な要素を基に総合的に検討して判断している。