答弁本文情報
令和六年六月十四日受領答弁第一一五号
内閣衆質二一三第一一五号
令和六年六月十四日
内閣総理大臣臨時代理
国務大臣 林 芳正
国務大臣 林 芳正
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員櫻井周君提出二〇二五年大阪万博のパビリオン数及び建設状況に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員櫻井周君提出二〇二五年大阪万博のパビリオン数及び建設状況に関する質問に対する答弁書
一について
お尋ねの「施設数」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、御指摘の「海外パビリオン」の出展を行うそれぞれの国が、原則として「タイプA」については建物、内外装及び展示の、「タイプB」及び「タイプX」については内外装及び展示の、「タイプC」については展示の整備等をするものであるところ、令和六年六月十日時点における@出展を予定している国の数及びA展示のための区画の数を御指摘の「タイプ別」にお示しすると、以下のとおりである。
「タイプA」 @五十三 A四十八
「タイプB」又は「タイプC」 @百五 A百四
「タイプX」 @三 A三
なお、「タイプB」又は「タイプC」の出展を予定している国の数及び展示のための区画の数の内訳については、現在、これらの出展の意向を表明をしている国のうち、公益社団法人二〇二五年日本国際博覧会協会との間で出展に係る契約を締結するに至っていない国が大半であるため、当該内訳を確定的にお答えすることは差し控えたい。
また、御指摘の「第一回提出書類(基本設計書)」及び「第二回提出書類(実施設計書)」については、現在、「タイプA」又は「タイプX」の出展を行う国に提出が求められているものであるところ、同日時点で、お尋ねの@「第一回提出書類(基本設計書)が未提出の数」、A「第二回提出書類(実施設計書)が未提出の数」及びB「実施設計書を提出済みであるが建設事業者が未決定の数」をお示しすると、以下のとおりである。
「タイプA」 @五 A十七 B三
「タイプX」 @三 A三 B該当なし
二について
お尋ねの「木造の大屋根であるリングの木組みがつながるのは何月を予定しているのか」については、現在、令和六年九月下旬を目処として建設工事が進められており、また、御指摘の「リング」がつながった後においても御指摘の各「パビリオン」の工事のための空間が確保できるよう、大型の重機や工事車両が「リング」の内外を通行できる空間を常時五箇所程度は設けることが計画されているものと承知している。
三について
お尋ねについては、例えば、令和六年四月十五日の参議院決算委員会において、自見国際博覧会担当大臣が「全体のマスタープランという会場全体の工事の工程表がございますが、そこに各国のパビリオンの建設スケジュールを組み込んで、現在、工程の管理を行っているところでございます。また、決まっていない、建設事業者が決まっていない参加国については、国ごとにマンツーマンで個別サポートを行っておりまして、場合によってはタイプAにこだわらずタイプCに移行していただくことも提案をしているところでございます。こうした取組を通じまして、多くの国々、全ての国々が万博開幕までにパビリオンの準備ができるように全力を尽くしてまいりたい」と答弁しているとおりである。