答弁本文情報
令和六年十二月十日受領答弁第三三号
内閣衆質二一六第三三号
令和六年十二月十日
内閣総理大臣 石破 茂
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員櫻井周君提出いわゆる「ひのえうま」に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員櫻井周君提出いわゆる「ひのえうま」に関する質問に対する答弁書
一及び二について
御指摘の「政府による二〇二六年の出生数の推計」の意味するところが必ずしも明らかではないが、例えば、国立社会保障・人口問題研究所が令和五年四月に公表した「日本の将来推計人口(令和五年推計)」の「日本人参考推計表二 出生、死亡及び自然増加の実数ならびに率(日本人人口):出生中位(死亡中位)推計」によると、お尋ねの「二〇二六年の出生数の推計」は七十四万四千人となっている。
また、当該推計では、お尋ねの「「ひのえうま」の影響」は織り込んでいない。
三について
少子化対策については、「こども未来戦略」(令和五年十二月二十二日閣議決定)において、「一.ライフステージを通じた子育てに係る経済的支援の強化や若い世代の所得向上に向けた取組」、「二.全てのこども・子育て世帯を対象とする支援の拡充」、「三.共働き・共育ての推進」及び「四.こども・子育てにやさしい社会づくりのための意識改革」を「具体的な施策」とする「加速化プラン」として、御指摘の「二〇二五年中」を含む「今後三年間の集中取組期間において、できる限り前倒しして実施する」としているところ、現時点で、お尋ねの「「ひのえうま」に関する対策」であることを明示しているものはないが、今後とも少子化対策として必要な対策を検討してまいりたい。
四について
お尋ねについては仮定の御質問であることから、お答えすることは差し控えたいが、いずれにせよ、三についてで述べたとおり、少子化対策に着実に取り組んでまいりたい。
五について
御指摘の「全社会的な課題」の意味するところが必ずしも明らかではないが、いずれにせよ、少子化対策については、「こども未来戦略」において、「急速な少子化・人口減少に歯止めをかけなければ、我が国の経済・社会システムを維持することは難しく、世界第三位の経済大国という、我が国の立ち位置にも大きな影響を及ぼす。(中略)(一)構造的賃上げ等と併せて経済的支援を充実させ、若い世代の所得を増やすこと、(二)社会全体の構造や意識を変えること、(三)全てのこども・子育て世帯をライフステージに応じて切れ目なく支援すること、の三つを基本理念として抜本的に政策を強化する」としているところである。