答弁本文情報
令和六年十二月二十四日受領答弁第五九号
内閣衆質二一六第五九号
令和六年十二月二十四日
内閣総理大臣 石破 茂
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員櫻井周君提出大阪万博の警備費の増額に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員櫻井周君提出大阪万博の警備費の増額に関する質問に対する答弁書
一及び二について
御指摘の「海外パビリオンの出展は撤退が相次いでいる」の意味するところが明らかではないが、お尋ねの「海外からの要人の来場が」「どこの国からどれだけ増加したのか」についてお答えすることは、警備上の観点から適切でないため差し控えたい。また、お尋ねの「海外からの要人の来場が想定以上となった」理由については、「海外パビリオン」の整備等やイベントの具体的な検討が進展したこと等であると考えている。
三について
御指摘の「大阪万博の警備費」の意味するところが必ずしも明らかではないが、令和七年に開催される国際博覧会の会場内の安全確保に関するお尋ねの「政府の見解」については、令和五年十月二十七日の衆議院予算委員会において、西村経済産業大臣(当時)が「この万博の成功に向けて最も重要なことと言ってもいいと思いますけれども、安全確保について、このことについて、近年の警備事案、事故などを踏まえて万博誘致当初よりも高い水準が求められているという中で、万全を期す必要があるというふうに認識をしております。こうした状況を踏まえて、まさに万博の安全な運営、実施に不可欠な会場内の警備について、その強化の方向性を国が指示する形で行うことを想定をしておりまして、博覧会協会が行う事業である運営費を補塡するのではなく、私どもが責任を持って実施をするということで、この閣議了解に反するものではないというふうに認識をしております。」と答弁しているとおりであり、現時点においても引き続き高い水準での安全確保が求められている中、令和六年度補正予算において措置することとした当該安全確保に係る予算についても当該見解に基づくものである。