答弁本文情報
令和七年六月二十七日受領答弁第二九八号
内閣衆質二一七第二九八号
令和七年六月二十七日
内閣総理大臣 石破 茂
衆議院議長 額賀福志郎 殿
衆議院議員有田芳生君提出中国における日本軍性暴力被害に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員有田芳生君提出中国における日本軍性暴力被害に関する質問に対する答弁書
一について
お尋ねの「戦時性暴力の被害」の具体的に意味するところが明らかではなく、お答えすることは困難である。
二について
お尋ねの「損害賠償請求の訴え」をめぐる動向については承知しているが、お尋ねの「中国政府との協議」の有無については、相手国との関係もあり、お答えすることは差し控えたい。
三から五までについて
お尋ねについて、例えば、慰安婦問題に関する政府の基本的立場は、平成五年八月四日の内閣官房長官談話を継承しているというものであり、また、政府としては、慰安婦問題を含め、先の大戦に係る賠償並びに財産及び請求権の問題につき、日本国との平和条約(昭和二十七年条約第五号)、二国間の平和条約その他関連する条約等に従って誠実に対応してきているところである。