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平成十六年六月十四日提出
質問第一七一号

首都高速中央環状品川線の排気塔・換気所建設計画に関する質問主意書

提出者  松原 仁




首都高速中央環状品川線の排気塔・換気所建設計画に関する質問主意書


 首都高速中央環状品川線の五反田排気塔・換気所に関して質問する。

一 排気塔に脱硝装置などの排ガス除去装置を設置すると聞いているが、間違いないか。
二 脱硝装置から排出される空気は地上の山手通りのそれよりもきれいであるとの説明が首都高速道路公団よりなされたと聞いているが事実か。
三 もし二で質問した事項が事実ならば、排気塔をつくる必然性はないのではないか。
四 現在ある排気塔計画は、脱硝装置を設置しない前提で立案されたと思うが、変更すべきではないか。
五 首都高速中央環状新宿線において、東中野の排気塔計画を当初四十五メートルから三十メートルに変更可能と公団から説明がなされたようだが、その根拠は何か。
六 排気塔を設置せずに、トンネル内の空気浄化に土壌脱硝装置を設置する考えはないか。
七 排気塔からの排ガスの拡散には、三次元モデルを使わないと実態を反映しないのではないか。
八 大気拡散式に用いるプルーム・パフモデルは両側にビルが建つストリートキャニオンの条件では限界があると思うがいかがか。
九 無風に近い状態では、排気塔から汚染ガスが周辺に滞留する時間が相当あるのではないか。
十 五反田周辺に今後も次々と高層ビルの建設予定があるが、今までの予測結果と異なってくるのではないか。
十一 大気中のSPM(浮遊粒子状物質)濃度が高い日は東京二十三区でも死亡率が上昇するという調査結果(国立環境研究所)があるが、影響はいかがか。
十二 我が国が今後行う環境行政は、“増加させない”から“削減する”方向と考えるがいかがか。
十三 換気所から地下掘削する現行方式は、約十年に及び住環境を破壊すると思われるが、これを回避する方法(人家の疎かなところからの掘削、残土排出)はないのか。
十四 首都高速中央環状品川線の開通以降、大気汚染が予測と異なる可能性はないのか。その場合の原因究明はどうするのか。また、予測と異なった時の責任は誰がどう取るのか。

 右質問する。



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