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平成十九年九月十四日提出
質問第二二号

米大統領の戦前の日本に対する認識に関する質問主意書

提出者  鈴木宗男




米大統領の戦前の日本に対する認識に関する質問主意書


一 二〇〇七年八月二十四日付の新聞で、ブッシュ米大統領が二十二日、米国のミズーリ州カンザスシティーで行った演説の中で、第二次世界大戦以前の我が国を国際テロ組織アルカイダと同列視する内容の演説(以下、「演説」という。)を行ったとの報道がなされているが、「演説」の詳しい内容を外務省は承知しているか。
二 軍国主義の定義如何。
三 一の新聞報道によると、ブッシュ米大統領が「演説」の中で、「日本の軍国主義者、朝鮮やベトナムの共産主義者は、人類のあり方への無慈悲な考えに突き動かされていた。イデオロギーを他者に強いるのを防ごうと立ちはだかった米国民を殺害した。」と述べたとのことであるが、先の第二次世界大戦は、我が国が軍国主義というイデオロギーを他国へ強いることを意図し、米国がそれを防ぐべく立ちはだかり、始まった戦争であると外務省は認識しているか。
四 民主主義の定義如何。
五 一の新聞報道によると、ブッシュ米大統領が「演説」の中で、「日本の文化は民主主義とは両立しないと言われた。日本人自身も民主化するとは思っていなかった。」と述べたとのことであるが、我が国の文化は民主主義と相容れないものであると外務省は認識しているか。
六 一の新聞報道によると、ブッシュ米大統領が「演説」の中で、「国家宗教の神道が狂信的すぎ、天皇に根ざしていることから、民主化は成功しないという批判があった。」と述べたとのことであるが、第二次世界大戦時の我が国における神道の信仰が狂信的であり、我が国が民主化することは不可能であったと外務省は認識しているか。
七 一の新聞報道によると、ブッシュ米大統領が「演説」の中で、「イラクで我々と戦う暴力的なイスラム過激派は、ナチスや大日本帝国や旧ソ連と同じように彼らの大義を確信している。」と述べたとのことであるが、第二次世界大戦時の我が国が、ナチスや旧ソ連及びイスラム過激派と同様の国家や組織であったと外務省は認識しているか。
八 「演説」の内容について、駐米日本国大使館より外務本省に対する報告が公電でなされたか。なされたのならば、当該公電が外務本省に到着した日、時、分を明らかにされたい。
九 三、五、六、七について、外務省がそう認識していないのならば、米国政府に対して外務省より何らかの意見を伝えたか。伝えていないのならば、その理由を明らかにされたい。
十 「演説」の内容は、我が国の国益及び今後の日米関係にどのような影響を及ぼすか。外務省の見解如何。

 右質問する。



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